AoE2 には、様々な「直接見えない」データが存在する。
その最たるものは、ユニットのダメージボーナスではなかろうか。
しかし、ユニットのダメージボーナスを確認するとき、大抵の人は「誰かが書いた攻略サイトや wiki を見る」か、「エディタでユニットを置いて確かめる」方法を取ることが多い。
ただ前者の常として、書いてある情報が正しく更新されているかどうか判断する必要はある。AoE2 の場合は長くプレイされていることもあって、古い情報が掲載されている場合がある。また、アップデート直後でデータが更新済みか否か判断が難しい場合や、古いか新しいかは自明であったとしても、サイトや wiki の管理者の勘違いで間違っていたりすることもありうる。
後者の場合、エディタの使い方が分からない、そもそも手間だ、ということもある。
今回紹介するこの Advanced Genie Editor (A.G.E) は、今や公式にバンドル(=DEと一緒にインストール)されるまでに至った、AoE2 の内部データを覗いたり、データを修正して MOD を作成するために用いることが出来るツールである。
内部データの直接確認が出来る以上、情報が間違ってることはありえない(他人のデータと齟齬がある場合はあるが、その場合はマルチプレイヤーゲームが開始できない)ので、方法さえ知っていれば検索するより早くて確実な方法となる。
起動方法
まず、AoE2DE をインストールしたフォルダを開く。
フォルダを開くには Steam の「ライブラリ」から AoE2 を右クリックし、「管理」>「ローカルファイルを閲覧」を選ぶ。
…が、大体の人は C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\AoE2DE であると思うので、直接開く方が早い(Steam インストールするとき、ゲームのインストール先を変更していない場合)。
フォルダ内にさらに「Tools_Builds」というフォルダがあり、そこに「AdvancedGenieEditor」があるのでこれを起動する。
今後何度も起動することになるため、アイコンを右クリック>「送る」>「デスクトップ(ショートカットを作成)」や、「スタートメニューにピン留め」しておくことを推奨する(併せて、「AoE2DE をインストールしたフォルダ」自体も「クイックアクセスにピン留め」しておくことも推奨する)。
起動すると、ゲームのデータが入ったファイルを指定して開く画面が表示される。
基本的には右上の「Age of Empires II: Definitive Edition」のボタン(下図の赤矩形)を押し、デフォルトの設定で読み出せるはず。
(※追記: 「Genie version」 を 「Age of Empires II: Definitive Edition」であることを確認すること、ここが「Age of Empires: Definitive Edition(要するに初代 AOE:DE)」に間違って設定されていると落ちる)
インストール先を変えている場合は、どうか適宜読み換えて設定頂きたい。
筆者の場合、ゲームは OS とは別のドライブ (D:\) にインストールしているため、上図の設定も別ドライブとなっている。
正しく設定し右下「Open」を押下すると、複数のタブから構成された画面が開く。手始めに「Units」のタブを開き、左側の「Units」の一覧から「4 – Archer」(いわゆる素弓)を選択してみよう。
そのまま最右のスライダーを下に下ろしていくと「Statistics」の項目があり、「Hit Points」(HP)、「Speed」(移動速度)等のパラメタが見えてくる。
上記で挙げたもののように、幾つかの項目については直感的に分かりやすい内容である。また、テキストボックス内にマウスカーソルを少し置くと、その項目についての説明が表示される(英語だけど)。
各パラメタについての説明は、長くなるので別記事にてまとめる予定。Statistics の項目だけで 2, 3 記事ぐらいの分量にはなりそうな気がする…。
英語名について
この方法でユニットのデータを確認する場合、ユニットの英語名を覚えていないと検索が面倒という問題がある。
結論から言うと、AoE2 のユニット名やテクノロジー名は全て英語でも覚えるべきなのだが、いきなりそう言われても難しいと思う。
ユニットやテクノロジー等の英名はググっても良いし、何ならゲーム内の言語設定を一時的に英語にするのが手っ取り早いと思うが、ゲームを起動しなくても良い方法も説明する。
まず「AoE2DE」をインストールしたフォルダを開き、中のフォルダについて「resources」>「jp」>「strings」>「key-value」と辿ると、中に「key-value-strings-utf8」というテキストファイルがあるので何らかのテキストエディタで開く(メモ帳で良い)。
開くと数値と文字列が1行ずつ記載されている。ここでテキストエディタの検索機能を用い、調べたいユニットやテクノロジーの名前を見つけ、脇に書かれた数値を控える。
なお、複数件見つかる可能性もあるが、そのユニットや研究名だけが書かれた文字列が必ずあるので前後の候補も併せて探すようにする。
その後、「AoE2DE」をインストールしたフォルダに戻り、中のフォルダについて「resources」>「en」>「strings」>「key-value」と辿り、同様に「key-value-strings-utf8」のテキストファイルを開く。
次は控えておいた数字で検索を掛けると、そのユニットやテクノロジーの英語名が出てくる。







