前世紀(1999/09/30 リリースだったんで…)に出た AoE2 、発売された当初こそシナリオ専用のサイトや解説もある程度あったものだけど、今となってはもう完全に廃れ、基本から説明があるサイトなんて多分無いんじゃないかと思う(WebArchive からほじくり返すという手もあるものの、そこまでする熱量のある人って居ないんじゃないかなぁ…)。
ということで、ここではまず「トリガの作り方」、「トリガの動き方」の順に説明します。
AoE2DE を起動して「シングルプレイヤー」>「エディター」>画面下右から 2 番目「シナリオを作成」を選んでエディターを開いて下さい。
トリガの作り方
トリガを作るには、まず「トリガー」タブを押し、左メニューの「シナリオ トリガー」一覧の下、画面中央近くにある「新規」ボタンを押します。

いきなり下に入力場所やボタンが登場しますが、今回は基本的な作り方や動き方の説明なので後で説明します(ある程度は直感的に分かるかもしれません)。
トリガは条件と効果から成り立ちます。
条件は、そのトリガが動くための前提条件を示し、条件が満たされた場合に同じトリガ内にある効果が上から順に実行されます。
試しに簡単なトリガを組んでみます。
- 条件: オブジェクトをエリアに移動
- オブジェクトを設定: 斥候を指定
- エリアを設定: 町の中心 6 タイル四方を選択
- 効果: オブジェクトを倒す
- オブジェクトを設定: 町の中心を指定
オブジェクトって何やねん!と思われる方も居るかもしれませんが、単にこれはマップ上に配置されている「モノ」…木とか金石とかの資源から、羊・町の人・建物に至るまで全部、と思って頂ければと(あまり直感に反する意味じゃないんじゃないかな)。


これを左上メニューから「テスト」を選んで動かしてみます。

開始後、斥候を町の中心に寄せると、町の中心が崩壊します 😆
指定した条件(斥候を指定したエリアに入った)を満たしたから、効果(町の中心を「倒す」=破壊)が発動した、ということです。
何を条件にできて、どういう効果が使えるか、というのは後で説明もしますし、条件や効果の一覧を見て、実際に作って確かめる、というのが一番良いです。こういうのって実際に手を動かさないと、中々身につかないものです。
ただいくつか注意点もあり…。
条件は原則 AND 条件である
まず条件を設定しなかった場合、トリガは即動作します。
逆に条件を 2 つ以上指定した場合、全部の条件を満たさないと動きません。なので AND です。
DE では「条件分離記号 (OR)」という条件があり、これを条件の間に挟むと、その条件のどちらかを満たせば良くなります。
ただ…個人的に、この OR は間違いやバグの元になりやすいので、トリガを複数に分けたりするようにはしています。まぁ、想定外の動作や後で勘違いとかしなければ、何の問題も無いとも思うけれども。
変な仕様や隠し要素がある条件や効果がある
エディタ機能自体がパッケージ時代からある都合上、過去のシナリオも動くようにするためか、当時のバグや変わった仕様がそのまま引き継がれているもの、あるいは AI や XS 等のスクリプトの知識が無いと扱えない条件や効果があります。
例えばタイマーの1秒と無設定が同じになるとか、文字表示に特別な記号を使う必要があったりとか…。
このあたりについては、個別記事で説明する予定なので、とりあえずなんか使い方がよくわからない条件や効果は放置するのが良いと思います。
トリガの動き方
さて、作ったトリガがどう動くか、について。
まず一言で説明すると「トリガは、1秒毎に全ての有効なトリガが作成順に動作し、動作後はループがONで無い限り無効になる」となります。
ややこしいので個別に説明します。
トリガは、1秒毎にすべての有効なトリガが動き、動作後は無効になる
トリガは、1秒毎に「トリガーの初期設定」でオンになっているトリガが全て動作します。全て動作したら、1秒経過して同様にオンのトリガが全部動作します。
動作後は「トリガーのループ」が「はい」で無い限りオフになります。
トリガは、作られた順に動く
トリガは、上から順ではなく、作られた順番に動作します。内部動作として、作られた順番に連番が振られ、たとえ見える順番を変えたとしても、実行順序は変わりません。
実行順序を変えたいときは、エディタ上であれば一回トリガを削除して作り直す必要があります。あるいは、既にあるトリガの条件効果を新しい内容に再設定し、再設定した内容を新しくトリガを作ってそちらに書き直すか、同様に別のトリガに再設定するか、という面倒な手順が必要になります。
簡単なトリガを組んでみよう
長々と書きましたが、何はともあれ小さめのマップを作って 10 ~ 20 個くらいのトリガを実際に組んで動かしてみるのが良いんじゃないかと思います。
動機としてはユニットのぶつけ合いを試してみるでも、面白そうな効果があれば試してみるでもなんでも有りだと思います。
多分しばらく使うと、エディタというのがなんと不便なものか、と感じるようになると思います 🤣
大量のトリガを上手く扱う方法については、記事を改めて詳しく説明するので、まずはここでは条件と効果の作成に慣れること、トリガの動作原理について理解することに努めてください。
まぁこのエディタを使って大量のトリガを打てなくもない(筆者は 1000 – 2000 ぐらいのトリガを手打ちで作ったことがある)のですが、そんな苦労しても仕方ないと思うので…。



