
最初からいきなり頓挫しそうなテーマではあるけれど、マップを作るというのは、それだけでもなかなか難しい。
筆者自身が対戦型のシナリオしかまともに作ったことがなく、そういうシナリオはプレイヤー毎にマップが違ったりするとクレームになる(例えば、ある人と別の人の陣地の大きさが違ったりしたら、「大きい方が有利でマップ差あるじゃん」という話になっちゃう)ので、基本的に対称性のあるマップしか作れなかったりする。
そういう意味で、あまり「かっこよくマップを作る」というのは経験が無かったり。
とは言うものの、最近はキャンペーンマップのかっこよさも上がりつつあったり、過去にはかっこいいマップコンテスト的なものもあり、意識が高まりつつあるように思う。

正直筆者には荷が重い内容なので、こういう「かっこよさ」については皆さんにお任せしようと思う。
…という内容だけだと流石にアレなので、むしろ逆に筆者が普段対称性のあるマップをどうやって作っているか、を説明しようと思う。
対称なマップの作り方
マップに対称性が必要な理由は単純で、プレイヤー毎に有利不利を作らないため、である。
この手のマップに起因する有利不利は、そのシナリオをプレイする人にとって不公平感を与えやすく、ひどい場合には「有利なポジションを狙ってゲームに出たり入ったりするプレイヤー」が発生する。そのレベルになればゲームを始めることすら支障をきたしてしまうだろう。
少々マップが歪であっても、ゲーム内のロジックや仕組みで挽回できたり、一見して有利不利が判別し難いものであれば問題ないケースもあるが、そもそもそういうマップデザインにしないことが肝要であり、対称的なマップを作ってしまうのが一番手っ取り早い解決とも言える。
測量
対称的なマップを作るためには、きっちりマップのサイズを測る必要がある。まず各マップの大きさを把握しておこう。
| マップの大きさ | サイズ |
| 極小(2プレイヤー) | 120 * 120 |
| 小(3プレイヤー) | 144 * 144 |
| 中(4プレイヤー) | 168 * 168 |
| 大(6プレイヤー) | 200 * 200 |
| 広大(8プレイヤー) | 220 * 220 |
| 特大 | 240 * 240 |
| 超特大 | 480 * 480 |
どういうシナリオにするかも依るのだが、基本的にシナリオを作る場合、内政に重点を置かないケースが多く、そうなると案外小さなマップで事足りるケースが多い。
想定しているケースより一回り小さいサイズを選んでおいた方が良いと思うし、まぁ万一小さかった場合でも、DE の場合はマップの拡張が可能なため、挽回のしようはあるかも。
個人的な意見としてとりあえず超特大はやめとけ、ぐらい(大きすぎてダレる、「歴史上の戦闘」の「ヨーク」とか)。
マップの大きさを決めたら、「マップ」タブで「ブランク マップ」、マップの大きさを決めたサイズに指定、「初期設定の地形」を「水域、浅瀬」に指定して「マップの作成」をする。
一面が水になるので、「ユニット」タブから「地母神」「その他」を選び、なんかの魚を斜めに 5 つ、重ならないよう配置する。5 つめの位置にはその上下にも配置する。

何がやりたいかというと、要するにこれで 10 マスである(サケなのにマスってか 😆)。
あとはこれをスタンプみたいにコピーして斜めに並べていく。「地形」タブを開き、「ブラシの種類」を「マップのコピー」とし、すべての魚が引っかかるように選択を行い、「コピー モード」を選択する。

あとは、これを隅を合わせるようにしながら中央付近までペタペタ貼り付けていく。

何回貼り付ければよいかは、このスタンプが 10 マス分なのと、マップのサイズを勘案すれば良い。
例えば極小であれば、120 タイル四方なので、半分の 60 タイル= 6 回貼り付ければ中央に届くはず。
中央までいったら、「右に回転」「左に回転」して別の頂点からまた中央に向かって貼り付けていこう。今回は「右に回転」して上端からまたペタペタしていった。

四方からペタペタしていき、中央で合わさったら完成となる。
途中でミスがあれば中央で綺麗に重ならないと思うので、その場合はその方向だけ再度やり直してみよう。後からミスが発覚すると、悲嘆に暮れることになるので最初は慎重に…(2敗ぐらい)。

埋め立て
測量が出来たら、次は水を埋め立てます。
「地形」タブで「草 1」(別になんでもいいけど妥当なので)を選択、「ブラシの種類」を「マップ」、ブラシの大きさを「中 (3×3)」にして、目印をつけておいた魚の部分同士をつなげるように埋め立てていく。
ここは分かりづらいと思うので下図参照のこと。


全部の辺が終わったら、次は辺同士を繋ぐ。
このとき、必ず斜めに繋ぐこと、左右にぶらさないようにする。埋める、塗るという意識より、タイルを丁寧に 1 つずつクリックして「繋ぐ」という意識を持つと失敗しにくい。

あとは「ブラシの大きさ」を大きくして、中身を塗りつぶし、途中はみ出たところがあれば適宜修正して完了となる。

辺を伸ばして四角にするなり、同じことをもっと外側の魚でやれば大きな島にもできるので、そのあたりは目的に応じて適宜作って頂きたい。
終わりに
まぁ、かっこいいマップづくりの一助にして頂ければ…。
地形を作るのは、美しくするにせよ平等を求めるにせよ大変で、なかなか時間がかかってしまうもの。
トリガを設定し始めてからマップを大きく変えるのは、ツールを使ってもなかなか面倒なので、後悔のないように作り込みましょう。
